MAHO-PBX NetDevancer Cloudを
無料で使ってみよう!
オフィスに内線電話を構築したいけれど、社員もそれほど多くないので業者に工事を発注するのは大げさに思えるし、本当に活用できるか不安なので気楽に始めてみたい、という悩みはありませんか? 5ライセンスまで無料のMAHO-PBX NetDevancer CLOUD(以下、NetDevancer CLOUD)を使えば、シンプルなスモールオフィスに自分たちで内線電話網を導入できます。

この記事では、NetDevancer CLOUDの設定例を解説します。
1 PBXとは
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、PBXは「Private Branch eXchange」を意味し、外線電話を受け付けたり、外線を内線につないだり、内線同士の通話を実現するための設備です。
転送や保留など、内線や外線に関連するさまざまな機能を持った製品もあります。
PBXの名前に含まれる「Branch」という英単語には「枝」という意味があります。電話の外線番号を「幹」と見立てて、その幹を内線などに枝分かれさせつつ、必要に応じて回線交換を行うのがPBXというわけです。
\ NetDevancer Cloudは、クラウドという名前の通り、柔軟に運用可能なソフトウェアPBXです /
NetDevancer Cloud NetDevancer Cloudは、PBX機能を含んだ仮想マシンとしてご提供しています。 この仮想マシンの主な利用方法は次の2つです。
  • NetDevancer CloudをLANで稼働させる場合には、NetDevancer CLOUD OVAファイル(仮想アプライアンスファイル)をダンロードして、
      VMWare、VirtualBox、Hyper-Vなどの仮想化ソフトウェアにてご利用ください。
      本記事では、2021年7月時点で無料で商用利用可能なVirtualBoxを使った例をご紹介いたします。
  • NetDevancer CLOUDをクラウド環境でご利用いただくことも可能です。
      この場合は、Amazon Web Service EC2のパブリックAMIとしてご提供中の仮想マシンをご利用いただけます。
いずれの方法でも、NetDevancer CLOUDのFreeTrialライセンスでは、PBXに接続する内線端末を5台まで無料でご利用いただけます。収容できる外線番号の数が1つだけであることや、アドレス帳に登録可能な件数の上限といった制約がありますが、利用期間に関する制約はないので、そのまま無料で使い続けていただくことが可能です。

5台よりも多い端末をNetDevancer CLOUDに接続する場合や、無料版にはない機能をご利用いただくためには、有償ライセンスのご契約が必要です。
FreeTrialライセンスと有償ライセンスの違いに関してさらに詳しくはこちらをご覧ください。
2 シンプルなスモールオフィス構成の例 この記事では、シンプルなスモールオフィスを想定した次のような構成でNetDevancer Cloudを利用する例を紹介します。(図1)
  •  LAN上のPCでVirtualBoxを利用してOVAファイルを稼働
  •  内線端末は3台(FreeTrialライセンスの範囲)
  •  外線にはNTTのひかり電話を利用

図1:シンプルなスモールオフィス構成例(物理的な構成) 図1:シンプルなスモールオフィス構成例(物理的な構成)

図1の構成例では、NTTフレッツ光を契約してホームゲートウェイ(HGW)経由でインターネットに接続しています。また、ひかり電話を契約しています。
LAN上では、物理的に接続している1台のPCのホストOS上でVirtualBoxを実行し、そこでNetDevancer CLOUD OVAファイルがゲストOSとして稼働しています。
このNetDevancer Cloudに、LAN経由で内線端末となる電話機3台が接続しています。
図1の構成例で、LANに接続された各電話機が外部と通話するためには、以下の設定が必要です。
設定が完了したら、「電話をかけてみよう!」を参考に実際に電話をかけてみましょう! ひかり電話では、音声通話の接続制御にSIP(Session Initiation Protocol)というプロトコルを利用しています。 NetDevancer Cloudを導入することで、内線端末となる電話機からのSIP接続は、ひかり電話のホームゲートウェイ(HGW)ではなくNetDevancer Cloudに対して行われるようになります。
結果的に、図1の構成例では、プライベートIPv4アドレスで運用されているLAN内で図2のようなSIP接続が行われることになります。

図2:シンプルなスモールオフィス構成例(SIP接続) 図2:シンプルなスモールオフィス構成例(SIP接続)

 NetDevancer Cloudの初期設定

NetDevancer CloudのOVAファイルを利用するには、仮想化ソフトウェアが必要です。 この記事では、仮想化ソフトウェアとして、オラクル社によるVirtualBoxを利用します。 VirtualBoxはオラクル社のサイトからインストーラがダウンロード可能です。VirtualBoxをインストール後、OVAファイルをVirtualBoxのアイコン上にドラッグすることで、NetDevancer CLOUDがVirtualBoxのゲストOSとして登録されます。 この状態でVirtualBox上でNetDevancer CLOUDを起動すると、仮想化ソフトウェアのコンソールで次のような画面が表示されます。

コンソール画面 コンソール画面

初期設定では、ユーザ名として「pbxadmin」、パスワードとして「mahoroba」を入力することでNetDevancer Cloudにログインできます。 ログインに成功すると次のようなメニューが表示されます。

インタフェース設定画面 インタフェース設定画面

このメニュー画面の[LAN1 IPv4 Addr]の部分には、NetDevancer CLOUDに現在設定されているIPv4アドレスが表示されています(必要に応じて静的に設定し直してもかまいません)。 このIPv4アドレスに他のPCなどのWebブラウザからアクセスすると、管理画面がWeb UIで表示されて、NetDevancer CLOUDの各種設定が行えます(メニュー画面で[HTTP Filter]がOFFになっている必要があります)。 WebブラウザでNetDevancer CLOUDのWeb UIを表示して最初に必要になるのが、製品をご利用いただくためのライセンス認証です。 FreeTrialライセンスの場合には、OVAファイルと一緒にダウンロードできるFreeTrialライセンスのファイルを指定して[登録]ボタンを押します。

ライセンス登録画面 ライセンス登録画面

ライセンス登録に成功するとログイン画面が表示されるので、ユーザ名として「admin」、パスワードとして「mahoroba」を入力します(この初期パスワードは、初回ログイン後にすみやかに変更してください)。 これにより管理画面のWeb UIからNetDevancer Cloudの各種設定が可能になります。 さらに詳しい情報は、NetDevancer Cloudの初期設定および、初回ライセンス投入およびログイン方法でも紹介しています。あわせてご覧ください。

 回線接続の設定

NetDevancer Cloudを使って電話機から発着信ができるようにするには、回線接続設定、外線設定、ユーザ設定が必要です。 ここではまず回線接続設定について説明します。 回線設定は、管理画面のWeb UIで[管理者メニュー]にある[回線接続設定]から行います。 FreeTrialライセンスではデフォルト設定のみを設定できます(有償版では複数の設定を保持可能です)。 デフォルト設定を編集するには、[回線接続設定]の画面で[編集]の列に表示されているアイコンをクリックします。

回線接続設定画面 回線接続設定画面

FreeTrialライセンスでは、デフォルト設定で次の4つの回線設定が選択できます。
  •  ひかり電話
  •  MAHO-PBX(VSGシリーズ)
  •  いえでん・じむでん
  •  楽天コミュニケーションズ(OpenGate)
ここでは1つめの「ひかり電話」を選択しましょう。

回線接続設定画面(回線種別の選択) 回線接続設定画面(回線種別の選択)

NetDevancer Cloudには、ひかり電話ルータ(ホームゲートウェイ)から設定項目を自動的に取得する機能があります。 2021年現在、NetDevancer CLOUDとの接続が確認されているひかり電話ルータは以下の種類です。

NTT東日本

  • PR-300NE

NTT西日本

  • AD-200SE
  • PR-400NE
上記機種を利用している場合には、[回線接続設定]の画面で[ひかり電話タイプ]のタブを[ひかり電話ルータ]にし、 [ルータIPアドレス]を入力したうえで、アクティベートされた[自動取得]ボタンをクリックします。これにより設定が自動で取得できます。 設定された「ルータ内線番号」、「ユーザID」、「パスワード」を確認して[更新]ボタンをクリックしてください。 [更新]ボタンを押すと、右上に[設定反映]のボタンが表示されます。 この[設定反映]ボタンを押すことで、先ほど更新した回線接続設定が有効になります。

回線接続設定画面(設定反映) 回線接続設定画面(設定反映)

[設定反映]ボタンをクリックした後は、[回線状態]の[SIP登録状況]を確認してください。 [state]が「Registered」と表示されていれば正しく接続されています。

 外線番号の登録

NetDevancer Cloudへの外線番号の登録は、NetDevancer Cloudとひかり電話ルータとの間のSIP接続を利用して行われます。 また、FreeTrialライセンスで利用可能な外線番号は1つです(有料版では複数登録が可能です)。 したがって、[回線接続設定]でひかり電話ルータから取得した外線の電話番号をそのまま[外線設定]に入力します。

 NetDevancer Cloudと各電話機の接続

LANに接続された電話機とNetDevancer Cloudとの間のSIP接続には以下の設定が必要になります。
  •  NetDevancer Cloudが電話機からのSIP接続を受け付けるための設定
  •  電話機に対してNetDevancer CloudのIPアドレスとSIPで使われるアカウント情報の設定
SIP接続を受けるために必要になるのがユーザ設定です。 管理画面のWeb UIで[管理者メニュー]から[ユーザ設定]を選ぶと、次のような[ユーザ設定]の画面が表示されます。

ユーザ設定 ユーザ設定

ここで[新規作成]をクリックし、電話機がNetDevancer Cloudに接続するためのSIPアカウントを作成します。 [新規作成]の画面が開くので、新たに作成するアカウントの情報を入力してユーザを作成してください。 [ユーザ設定]画面で[アカウント」の列に表示されている数字が、そのユーザの内線番号として使われます。 たとえば[アカウント]が2000であれば、そのユーザを利用してSIP接続した電話機の内線電話は2000番になります。 NetDevancer Cloudの初期設定では、SIP接続用のポート(デフォルトは50605)および拠点接続用のポート(4569)に対してフィルタが設定されています。 そのため、初期設定のままでは電話機がNetDevancer Cloudに接続できません。 このフィルタの解除は、[管理者メニュー]の[システム管理]から[フィルタ設定]を選択して表示される[フィルタ設定]の画面で行います。 電話機の接続を行うインタフェース側のSIP接続用ポートおよび拠点接続用ポートの設定を[フィルタしない]に変更し、[更新]ボタンをクリックしてください。 この設定を有効にするには、他の項目を設定する場合と同様に、更新ボタンを押した後に[設定反映]を実行する必要があります。 [設定反映]ボタンをクリックすると、電話機から接続が行えるようになります。
 電話をかけてみよう!電話をかけてみよう!
まず[ユーザ設定]の[新規作成]でアカウントを2つ作成し、互いに内線をかけてみます。 [ユーザ設定]画面で次のように「2000」というアカウントと「2001」というアカウントがあったとします。

ユーザ設定 ユーザ設定

電話機からNetDevancer CloudへSIP接続を行うには、この[ユーザ設定]画面で設定したアカウントを利用します。 いまの例では、2000および2001というIDのユーザです。 SIP接続のための設定は電話機によって異なります。 基本的に必要になる設定内容としては、以下のような項目があります。
  •  SIPのIDとパスワード
  •  NetDevancer CLOUDの名前もしくはIPアドレス
  •  NetDevancer CLOUDのSIP接続用ポート番号
  •  SIP接続で利用するトランスポート層プロトコル(UDP)
NetDevancer Cloudでは、デフォルトのSIPポート番号が標準とは異なる50605であるため、電話機でポート番号の指定が必須となる場合が多い点に注意が必要です。 ここでは、macOSにて無料で利用可能な電話アプリ(Telephone.app)の設定方法を紹介します(他のアプリケーションやハードウェアを使ってNetDevancer Cloudと接続することも可能です)。 Telephone.appでは、SIP接続を行う相手を[Accounts]という設定画面で指定できます。 [Accounts]の設定画面を開くと、[Account Information]というタブに[Domain]という項目があるので、ここにSIP接続をする相手のIPアドレスとポート番号を「:」で連結して指定します。
いま、NetDevancer Cloudが192.168.11.25というIPアドレスのポート番号50605(デフォルト)で動作しているとすると、この[Domain]に「192.168.11.25:50605」を設定することになります。 また、同じタブの[User Name]と[Password]には、NetDevancer Cloudで作成したSIPアカウントのID(この例では「2000」)とパスワードを設定してください。

電話機設定例 電話機設定例

なお、Telephone.appの設定画面では[Use this account]のチェックボックスが選択されていると設定内容を変更できないので、設定の際にはこのチェックをいったん外す必要があります。 設定が終わったら、[Use this account]のチェックボックスをオンにすることでSIP接続が試行されます。 接続に成功すると、電話番号入力画面に[Available]という状態が表示されて、電話をかけたい相手の電話番号を指定できるようになります。

電話機設定例 電話機設定例

電話機の接続に成功したら、さっそく通話を試してみましょう。 いまTelephone.appを設定したID 2000宛に、別の電話機から内線電話をかけてみてください。 やはりTelephone.appでNetDevancer CLOUDに接続している電話機(ID 2001)から、いま設定したID 2000宛に電話をかける場合には、次のように指定します。

電話機設定例 電話機設定例

うまくつながったでしょうか? 内線がうまくいったら、次は外線電話もかけてみましょう。 0から始まる外線番号に電話をかけることで、外線がつながることを確認してみてください。
なお、NetDevancer Cloud側で、どのアカウントからのSIP接続が確立されているのかを確認することもできます。 NetDevancer CloudのWeb設定画面で[回線状態]の画面を開いてみてください。
3 AWSでPBXを運用する構成の例
NetDevancer Cloudは、Amazon Web Service EC2上のパブリックAMIとしても提供されています。
このパブリックAMIを使う場合の設定例を紹介します。
この場合の構成例を図3に示します。 AWSのプライベートネットワーク内でNetDevancer Cloudを運用し、AWS VPNを利用してLAN内からVPNを構築するという形です。

このような形であれば、NetDevancer Cloudがパブリックなインターネットでオープンな状態にならず、LAN内にある電話機からの接続に限定したセキュアな運用ができます。

図3:AWSからLANまでのVPNを利用する 図3:AWSからLANまでのVPNを利用する

図3の構成の場合、NetDevancer Cloudは、AWS VPNを通じてLAN内部から、ひかり電話ルータおよび内線端末である電話機と、それぞれSIP接続を行います。電話機とNetDevancer CloudのSIP接続は図4のようになります。

図4:AWS VPNを経由したSIP接続 図4:AWS VPNを経由したSIP接続

この構成例は、実は図1で示した構成とよく似ているという点に注目してください。

図3ではNetDevancer CloudがAWS内にありますが、論理的にはLAN内にあるのと同等だからです。 そのため、NetDevancer Cloudで行うべき設定は、先にシンプルなスモールオフィス構成の例で示したものと同様です。

回線接続設定、外線番号の登録、NetDevancer Cloudに電話機が接続するためのユーザ設定をそれぞれ行ってください。
(AWSの設定方法は本記事では割愛します)
4 MobileWarpで
テレワーク社員のスマホを内線電話に!
MobileWarpでテレワーク社員のスマホを内線電話に!
ここまでの例では、LANに接続した電話機をNetDevancer CLOUDを使って内線端末にする方法を紹介してきました。 しかし最近は、新型コロナウイルス禍などもあって、テレワーク環境などで社員が持つスマホを内線電話として使いたい場面も増えきています。
通常、社外のネットワークに接続しているスマホから社内LANの内側で運用されているNetDevancer Cloudに接続するには、何らかの形で社内LANにインターネット接続を提供しているIPv4 NATやファイアウォールを越える必要があります。
かといって、インターネットの任意の箇所から接続可能なオープンな場所でNetDevancer Cloudを運用するのはセキュリティの観点から避けたいところです。
そこでぜひ利用したいのがMobileWarpという有償のサービスです。 MobileWarpを導入することで、セキュリティを確保しつつ社外ネットワークに接続されたスマホをNetDevancer Cloudが扱う内線電話として扱えるようになります。 MobileWarpは、NetDevancer Cloudとスマホの間を取り持つ中継サーバとして動作します。 NetDevancer Cloudとスマホの両方が、それぞれMobileWarpにつながり、MobileWarpが必要に応じてそれらのやりとりを中継します。IPv4 NATルータやファイアウォールに対して外部から内部への通信を許可するような特殊な設定を行う必要もありません。 MobileWarpとNetDevancer Cloud(FreeTrialライセンス)を組み合わせた構成例を次の図に示します。

MobileWarpを組み合わせた構成例 MobileWarpを組み合わせた構成例

図では、NetDevancer Cloudのサーバは社内LANで稼働し、MobileWarpのサーバはインターネット上で稼働しています。 NetDevancer Cloudおよび内線電話として利用するスマホが両方ともMobileWarpと接続しています。 この環境を実現するためには以下の手順が必要です。
  •  MobileWarpのお申し込み
  •  MobileWarpとNetDevancer Cloudの接続
  •  MobileWarpでの外線設定
  •  MobileWarpでユーザ設定(スマホ用)
  •  MobileWarpと内線電話として利用するスマホの接続

 NetDevancer CloudをMobileWarpと接続する

MobileWarpに申し込むと、MobileWarpの管理情報が送られてきます。 この管理情報には、[PBX接続情報]として、「お客様番号」、「接続先サーバ」、「パスワード」が記載されています。 NetDevancer CloudがMobileWarpに接続するには、これらの情報を設定する必要があります。 NetDevancer Cloudの管理画面のWeb UIを開き、メニューの[システム管理]から[MobileWarp接続設定]を選ぶと、これらの[PBX接続情報]を設定できる画面が表示されます。 それぞれの情報を設定して[更新]および[設定反映]をクリックしてください。 MobileWarpとNetDevancer Cloudの接続が成功しているかどうかは、[回線状態]メニューの[IAX登録状況]および[IAXピア接続状況]の項目で確認できます。

 MobileWarp側の設定

次に、MobileWarp側での設定を紹介します。 今回は、NetDevancer Cloudを外線として利用するため、MobileWarpに接続したスマホの外線がNetDevancer Cloud経由で外線として利用できるようにする必要があります。 この設定はMobileWarpの[外線設定]で行います。

MobileWarp外線設定画面例 MobileWarp外線設定画面例

NetDevancer CloudのFreeTrial版では1回線のみしか設定できないので、拠点プレフィクス番号として「800」のみが指定できます。 今回は、[プレフィクス番号]と[拠点プレフィクス番号]にそれぞれ「800」を設定し、外線名には任意の名前を設定してください。

 MobileWarpに接続するユーザの設定

MobileWarpに接続するユーザを追加するには、MobileWarpの管理画面の[ユーザ設定]メニューを使います。 MobileWarpの[ユーザ設定]画面で追加するユーザの「アカウント」部分が内線番号になります。 たとえば、「アカウント」が6000の場合、内線電話で6000番に電話をかけると、そのアカウントで接続している機器への内線になります。

MobileWarpユーザ設定画面例 MobileWarpユーザ設定画面例

スマホをMobileWarpと接続するには、[E-mail]に電子メールアドレスを登録し、[SIPパスワードのメール送信]のチェックボックスをONにした状態で[更新]ボタンを押してください。 これにより、指定した電子メールアドレス宛に、「SIPドメイン」、「SIP接続方式」、「SIP認証ID」、「SIPパスワード」の情報が送信されます。

 スマホから接続してみよう!

NetDevancer CloudとスマホをMobileWarpと接続することに成功したら、スマホから社内LANの電話機への内線、スマホからの外線発信、社内LANの電話機からスマホへの内線での通話などができることを確認してみましょう。 MobileWarpのサービスを申し込むと、MobileWarp専用アプリケーションである「Cloud Softphone for MobileWarp」の設定方法を解説したマニュアルが入手可能になるので、詳細はそちらをご覧ください。 MobileWarpのご利用は、Cloud Softphone for MobileWarpだけではなく、Acrobits社のGroundWireやSoftphoneなどのサードパーティアプリケーションでも可能です。
5 その他機能の紹介その他機能の紹介
  \ 可能な構成はほかにもいろいろ! /  
NetDevancer Cloudには機能があり、ここで紹介している項目以外にもさまざまな設定項目があります。
各種機能や設定方法に関しては、NetDevancer Cloudマニュアルをご覧ください。